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あらゆる角度から『魔法先生ネギま!』を斬る!!つもりのブログ、のはずだったが最近はその趣旨からかなりずれている。マンガ全般について扱っているつもりのブログ。でも「ネギま!」のことは忘れないブログ。
水泳選手の間でスピード社の水着が話題になっています。「バンキシャ!」で『水泳選手が魔法の水着を次々着用』といっていましたが、私から言わせれば『魔法の水着』ってスク水のことじゃね?と思うのですが皆さんはいかが思われるでしょうか。


さて、久しぶりの更新となる今回は5月24日の「ネギのお茶会」開催記念といたしまして(参加できるかどうかわからないけど)、今後いかにしてネギま!を盛り上げていけるのかということを考えてみたいと思います。

マンガの人気を盛り上げるためには、やはりキャラクターの魅力付けが不可欠です。極端な話、キャラクターに魅力があれば読者はそのマンガを読んでくれます。読者にはいろいろな好みの読者がいますから、より多くの読者の好みに応えられるよう手広くカバーするということは割と基本的で大切なことだと思います。
もちろん私自身、ネギま!のキャラクターに関しては自分のストライクゾーンに入ったキャラがいるわけでして、そのおかげでネギま!という作品にドップリと浸かってしまっているわけです。

しかし最近になって何かが足りないような・・・・・・という疑問を抱くようになりました。他の作品では往々にして見られていることなのに、ネギま!には無いものがあるような、と。実にボンヤリとして抽象的ですが、そんな印象を受けるようになったのです。


<他作品との比較>


まずその疑問を具現化するにはどうしたらいいか考えてみました。最も手っ取り早いのは「比べること」です。ということで身の周りにある漫画やノベルを読み漁り、アニメを見まくり、ゲームをプレイしまくり・・・・・・と模索してみました。友人とマンガ談義をしつつこの疑問をぶつけてみたりもしました。すると、そうしているうちにふと気付いたことがありました。













ん?









んん?








これは・・・・・・












間違いない!






これです!まさしくこれです!


今のネギま!には八重歯が足りないのです!!





<ネギま!中の八重歯の扱い>


皆さんはネギま!キャラで「=八重歯が特徴」と思えるキャラクターといえば誰だと思われるでしょうか? おそらくアスナかくーふぇに八重歯があったような・・・・・・ぐらいにしか思われないのではないでしょうか。リアル友人たちに聞いてみたところ、ネギま!の八重歯といえばこのキャラだ!というのは皆無でした。
では実際にどれほどネギま!に八重歯が浸透しているのか調べてみました。最初に八重歯が描写されたと思われるシーンはこのコマです。








コミック1巻の20ページです。なんていうか微妙~なカタチですね・・・・・・
八重歯ってのは「大きく開いた口からチョロっとはみ出ているくっきりとした下向き三角形」というイメージで、こんな楯状火山を逆さにしたようなものではないと思うのですが。厳密に考えれば下のコマが記念すべき?最初の八重歯登場シーンだと思います。








うん、やっぱりこのカタチですよね。1巻127ページです。
このように八重歯が描写されているコマ数を1巻ずつ、どんな小さな八重歯も見逃さず調べていきました。一応、「楯状火山」もカウントしてあります。結果は以下のようになりました。


 1巻 アスナ5回 古4回
 2巻 アスナ6回 古8回
 3巻 アスナ6回 エヴァンジェリン3回
 4巻 アスナ1回 朝倉1回
 5巻 アスナ14回 刹那1回
 6巻 アスナ8回 エヴァンジェリン1回
 7巻 アスナ4回
 8巻 アスナ2回
 9巻 アスナ5回 エヴァンジェリン1回
10巻 アスナ1回
11巻 該当なし
12巻 エヴァンジェリン2回
13巻 アスナ3回 エヴァンジェリン1回
14巻 アスナ1回
15巻 アスナ8回 エヴァンジェリン3回
16巻 アスナ3回
17巻 アスナ1回
18巻 アスナ2回
19巻 アスナ5回 エヴァンジェリン1回
20巻 アスナ2回
21巻 該当なし
22巻 アスナ3回



但し、以下の点についてはノーカウントとしました。

・封印を解いているときのエヴァンジェリン
・犬歯
・明らかな付けキバ
・小太郎とか♂キャラ

なかなか犬歯と八重歯の違いというのも分かりづらいものですが、他の歯も一緒に見えていたり何本も同時に見えるときは犬歯だと見做しました。

するとどうでしょう、多数の八重歯がアスナに集中していることが分かります。巻数別に見ていけば修学旅行編や麻帆良祭最終日あたりに多いことが伺えます。つまり、アスナがバトルしている間に多く見られるというわけですね。
しかしアスナがヒロイン格であることを考慮すれば、登場コマ数に対して全体的に八重歯が描写される割合が著しく低いと言わざるを得ません。しかも修学旅行編以降にはガクンと八重歯が描写される回数が減っており、作品全体的にあまりにも供給が不安定です。
しかもこの数値だけではなく、描写される大きさにも注目したいところです。実寸大で1mm角ぐらいの大きさならば流し読むくらいでも視認できるほどの大きさですが、実際のところはもっと小さい0.5mm角ぐらいの八重歯が半分以上でした。つまりじっくり読まないと八重歯があるかどうかすら気付かないコマも多かったということです。これではネギま!に八重歯キャラが定着するはずがありません。


<八重歯を描写する意味とは>


今更言うことではありませんが、マンガの中における八重歯というのはキャラクターの特徴、チャームポイント、あるいは萌え要素として描かれます。そしてそれはマンガを読む人たちの間では常識に等しいことです。様々なキャラクターが八重歯によって人口に膾炙していることも事実です。

(もっとも、八重歯によってそのキャラクターが引き立っているのか、そのキャラクターの別の個性がキャラ自身を引き立たせているのであって八重歯は単に付随するだけのモノなのか、という議論はあると思います。今回それは別次元の話なので置いておきます)

もちろん八重歯だけでなく、読者に魅せるためのファクターは他にもたくさんあります。しかし広く認知されている以上、有効活用しない手はないと思うのです。ところがネギま!では前述のデータを見る限り、毎度欠かさず描写されるわけでもなく、かといって全く描かれないわけでもなく、とても中途半端な扱いを受けています。
せっかくの名高い萌え要素なのですから、もっともっと描写される回数が増えてもいいと思います。むしろ増やすべきですね。一人でも「八重歯キャラ」を確立すれば、それが読者=ファンの増加にも直結してくると思うのです。
なのでここで改めて宣言します。「今のネギま!には八重歯が足りない」と!!
八重歯万歳!!ヽ(´ー`)ノ


異論は気が向けば受け付けます。
異論だけにいろんな異論があると思いますが・・・・・・なんちゃって。


;y=ー( ゚д゚)・∵.

                                            



<SPECIAL THANKS>
水無月空(高校時代からの友人)
ほか、ゐたるの愉快な仲間たち
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