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あらゆる角度から『魔法先生ネギま!』を斬る!!つもりのブログ、のはずだったが最近はその趣旨からかなりずれている。マンガ全般について扱っているつもりのブログ。でも「ネギま!」のことは忘れないブログ。
ブックマークしているネギまサイトさんを巡回していると、まだまだネギまには調べてみれば面白い事柄が沢山あるんだなぁと実感します。最近では統計をとったり確率を算出するものが多いようです。確率計算なら私も1回やりましたね。集計ってものは結構大変ですよね・・・。

さてさて、今回は「何故さよの存在が長い間知られてなかったのか」というテーマで軽く語っていきたいと思います。

普通なら『何故ってそりゃあお前・・・幽霊だったんだし見えないし・・・』と思われると思います。実にその通りなのですが、前後の状況を見るにどうにも腑に落ちない点があったのでここで言及してみたいと思います。

まず、さよが初めてクローズアップされたのはコミック9巻・74時間目でした。麻帆良祭の準備中に教室に現れたさよの姿が学内新聞に載るといういきさつでした。そしてネギが写真の幽霊はこの人なんじゃないかと名簿を見せ、アスナや朝倉たちがようやく出席番号1番・相坂さよという人物がいたことを知ります。

まずここで考えていただきたいことは、この一連の事件が起こるまで、さよの存在を知っていたクラスメートは誰だったのかということです。まずエヴァンジェリンにはさよの姿が見えていたので、彼女はその存在を知っていました。もっとも、3-Aの連中とは常に一線を引いているエヴァンジェリンのことですから、さよの存在を知っていてもそんなことを積極的にクラスメートに話す気などなかったでしょう。
しかしエヴァンジェリン以外にもさよの存在を知っていた人物がもう一人いました。それは刹那です。

修学旅行編で3-Aが新幹線に乗り込むとき、刹那は『エヴァンジェリンさん他2名が欠席したので』という発言をしています。他2名とは、明らかに茶々丸とさよのことです(赤松健総合研究所さんにも同様のことが記載されています)。ということは、この時点で刹那は少なくとも相坂さよという人物が3-Aに在籍していることを知っていたことになります(まさか誰が同じ班になるか知らないはずはない)。

では本当にエヴァンジェリンと刹那以外のクラスメートはさよのことを知らなかったのか、という疑問点が浮上します。これについては74時間目の「麻帆良スポーツ」の記事を読んでみると分かります。
記事中での亜子の『確かにウチのクラス出席番号一番が欠番やし』という発言がすべてを物語っています。「欠番」ということは、「出席番号1番の人はいるんだけど不登校か病欠でずっと学校に来ていない」という認識ではなく、「そもそも3-Aの出席番号1番は存在しない」という認識がなされていたことを意味しているのです。

ネギまの情報屋である朝倉やパルはもとより、刹那と仲がいい木乃香ですらさよのことは知りませんでした。なぜ刹那はさよのことを一切口外しなかったのか・・・・・・何気ない会話の中でちょっとだけでも話すことがなかったとは驚きです。ただでさえ情報の伝播が異常なほど早い3-Aだから、相坂さよの「あ」の字でも口に出したらあっという間に『さよはどうしたんだ』『座らずの席の謎を暴け』ということになるのは想像に難くありません。そこまで刹那は口が堅い人物だったでしょうか。確かに厳格に育てられたということはありますが、そこまでひた隠しにする理由も無いように思います。

むしろ、刹那の口の堅さという方向で考えるよりは、刹那もさよの存在を忘れていたと考えるのが自然ではないでしょうか。結果的にさよの存在感の無さが成せる業だった。そう考えた方がキャラの特性を活かした無理のない解釈になると思いますが、いかがでしょうか。

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