fc2ブログ
あらゆる角度から『魔法先生ネギま!』を斬る!!つもりのブログ、のはずだったが最近はその趣旨からかなりずれている。マンガ全般について扱っているつもりのブログ。でも「ネギま!」のことは忘れないブログ。
ふと最近開いていなかったメモ帳の文書を開いてみたら、『「Yo!Men!」が「嫁!」に聞こえる』とか書いてありました。どこでどういう風に使うつもりだったんでしょうね。

さてみなさん、「女心」という言葉を聞いて真っ先に思い浮かべる印象はどんなものでしょうか。「女心は難しい」とか「女心は複雑」とかいうセリフはよく聞きますが、私の体験から言わせてもらうと、男も女も同じ人間なのだからその内面にある心には少なからず同じものが根底に流れている。だから難しく考える必要はない―――というのが持論です。でもやっぱりどこかが微妙に違ってたりするものですが、それはそういうものだと思うしかないような気もします(ある意味の諦め)。

まあ私の体験談などはさておき、『ネギま!』には女心をくすぐる、あるいは弄ぶのがお得意のキャラがいます。その名はカモミール・アルベール。ネギを「兄貴」と慕うあのエロガモです。アスナの下着をかき集めてベッドにして寝るという、まさしく「エロ」そのもののカモミールです。

最初にその性格が如何なく発揮されたのは、麻帆良祭でネギとのどかがデートをしている最中に独りになっていたゆえ吉と話をしていたときですね。ゆえ吉もネギのことが心底好きで、実はのどかに嫉妬していることをズバリ見抜き、このままだと泥沼の三角関係になるぞと、それが本当の親友といえるのかと凄まじいまでのオヤジっぷりを発揮し、ゆえ吉を散々に追い込むということをしてくれました。それがあのゆえ吉飛び降り自殺未遂事件?へと繋がっていくわけですが、のどかとも丸く収まったので結果オーライというところでしょうか。

『エロエロで女心を弄ぶ』というまるで悪役キャラみたいな性格をしていながらどこか憎めないカモミール。そんな彼にもそのエロさを良い方向に活かせたであろう場面がありました。それは亜子編での一連の騒動です。


亜子編は、亜子が一目惚れした成人ネギに背中の傷痕を見られ、それが元でバンドのイベントを台無しにしてしまうというものでした。そこでネギがカシオペアを使って亜子とデートをし、彼女の心の傷を癒すという流れでした。

ところがこの事件、もしかしたら未然に防ぐことができたかもしれなかったのです。何故ならば、カモは亜子の背中に傷痕があることを知っていたからです。



う、羨ましくなんかないもんねっ!!!











これがその証拠となる決定的瞬間です。カモは亜子のシャワールームを堂々と覗いていたからです。中3のピチピチとした生の裸体を「ムホホ」とストリップ鑑賞していると同時に、亜子の背中もバッチリと見えたはずで、それに対して「?」と思わないわけがない。怪訝に思うに決まっています。

仮にカモが女心を深くまでは理解できなかったとしても、女性にとって身体に大きな傷痕があるというのは絶対的に心の傷にもなり得ることは容易に想像はできたはずです。しかし14巻で成人ネギは『亜子さんの傷のことは何も知りませんでした』と言っているので、カモはネギが亜子とデートの約束を取り付けたときはおろか、それまでずっとネギに亜子の傷痕のことを喋っていなかったことになります。
もしネギがカモからそのことを聞いていれば、もしかしたら着替え中かもしれない楽屋のドアを不用意に開けるなどということはしなかったはずです。それが結果的に亜子の心の傷を抉ってしまい、一連の騒動の発端になりました。これについては少なくともカモに道義的責任があったのでは・・・と思わずにはいられません。


6月24日付『さよの存在感』で書いた刹那のことと通ずるモノがありますが、どうも『ネギま!』に登場するキャラには「何故それをもっと早く言ってくれなかったんだよ!?」的なものがありますね・・・・・・
スポンサーサイト